オリーブの木が育つ環境はどんなところでしょうか?

オリーブの多くは地中海沿岸を中心に栽培されていますが、年間の日照量、降水量、保水力の良く水はけが良い土地、尚且つオリーブの花がつくためには平均気温15℃前後で冬の気温が10℃以下になることが必要になってきます。

日本に多く輸入されているイタリア産オリーブオイルの品種は品種改良も含め500種類以上もあり、産地は北部、中部、南部と分類され、オイルの風味も違います。

ではオリーブオイル生産世界第一位のスペインはどうでしょうか?スペインは300種類以上の品種が栽培されています。産地は北部と南部に分けられ、イタリア同様オイルの風味も違います。

下記はスペインの農林水産省のホームページです。ここからオリーブの品種のエリアを見ることが出来ます。

http://www.mapa.es/app/MaterialVegetal/fichaMaterialVegetal.aspx?idFicha=6

オリーブの品種はイタリアとスペインを聞いただけでも非常に沢山ありますが、同じ品種同士だと受粉しにくい性質をもつ品種が多く、開花時期の近い品種を近くに植えることで実をつける確率を上げています。もちろん、単一品種で受粉する品種は単独で栽培されています。

下記の写真は アンダルシア州ハエンのAgropecuaria El Puerto,S.L. アグロペクアリア エルプエルト社(以下La casona ラカソナ)の2月の有機オリーブ農園で撮影したものです。

彼らのオリーブを例に少し見てみましょう。

1998年からこの山あいの途中にある有機農園でオリーブを育てています。品種はアンダルシア地方に多いピクアル種で他の品種と一緒に栽培されています。

Agropecuaria El Puerto,S.L. 有機オリーブ農園 2018 / 2月

下の写真のオリーブの木は2月の若いアルベキーナです。このアルベキーナは同じ品種同士で受粉され易く、彼らの農園で育てられているもう一つです。カタルーニャ地方で栽培されることが多く、一つの実から採れるオイルの量が少ないため貴重とされています。

Arbequina アルベキーナ種 2018 / 2月

私たちが訪れた際は158匹もの羊たちでしたが今ではきっと160匹を超えるのではないでしょうか。この羊たちが自然のサイクルで生活しています。でも、どこの農園にもいるというわけではありません。

彼らの羊たち

春になると、良い土地にはこのように花が咲き始めます。

La casona オリーブ畑 3月の様子

この後オリーブの木に花が咲き7月頃には実がなりどんどん大きくなります。そして10月~11月頃にオリーブは収穫されますが、収穫時期や搾油方法などはメーカーごと異なります。

このLa casonaラカソナでは訪問者の為に農園内にある工場の見学や試飲室でのオリーブオイルの試飲、販売なども行っています。農園は一日中開いていますが、予定通り案内を進める為に事前に訪問日時を伝えなければなりません。スペイン語、英語、フランス語で案内することが出来ます。